100年の難問はなぜ解けたのか〜天才数学者 失踪の謎〜
今日の夜10時からNHK総合テレビで「100年の難問はなぜ解けたのか〜天才数学者 失踪の謎〜」のアンコール放送があるようですね。
2年ほど前に見ましたが、ニュートン以来の微分積分という「硬い数学」から20世紀以降のトポロジーという「柔らかい数学」への流れを、宇宙はどんな形をしているのか、といった素朴な疑問とからめて、図でわかりやすく説明する非常に良質な番組でした。
トポロジーという分野の発展は、ポアンカレ予想(ポアンカレはアインシュタインと同じ頃のフランスの大数学者で、トポロジーの創始者です)という難問への挑戦と切り離せません。ところが、そのポアンカレ予想を解決して、数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞したロシアのペレリマンは、授賞式に現れず、謎の失踪してしまうのです。
WS的には、ポアンカレ高校でのドーナツの形をした地球儀を使ったトポロジーの授業の場面がおすすめ。こんな授業を高校生の時に受けていたら、数学者になりたい、と思ったかも。
理系の高校生のみなさんには、5重丸のおすすめです。しばし、この世の諸事を忘れて、宇宙と数学の謎にひたりたい方もぜひ。10pmからなので、よい睡眠薬になったりして(笑)。
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